日本郵政公社の新商品「フレーム切手」を紹介する米倉涼子さん。(撮影:東雲吾衣)

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日本郵政公社は21日、切手のデザイン部分にオリジナル写真を入れることができる「フレーム切手」を発行すると発表した。9月1日から全国の郵便局で申し込み受付を開始する。

 これまで、写真などを印刷し、切手の下部に添えた商品は発売されていたが、写真と切手が一体化した商品は初めて。フレームはフラワーとシルバーの2タイプで、イラストなども切手にすることができる。

 同公社の生田正治総裁は、東京都港区のホテルオークラで開催した発表会で「お客様から、オリジナルデザインの切手を望む声が多かった」と同商品の発売を決めた理由を説明。個人が結婚式や出産などの記念にするという利用例を紹介したほか、「法人のお客様には、新商品のPRやノベルティーとして利用してほしい」と期待感を示した。

 発表会には女優の米倉涼子さんもゲストとして登場。「手紙は気持ちが伝わるのでよく書きます」と話した米倉さんは、「オリジナル切手を収集したり、思い出のシーンを切手にして記念に取っておくのもいいかも」とアイディアを披露した。また、生田総裁から米倉さんの写真をモチーフにした「フレーム切手」を受け取ると、「自分の顔が切手になるのは恥ずかしい」と照れくさそうな表情を見せていた。

 同商品は、80円切手シートのみの発売で、シール式の1シート10枚組。申し込みから3週間ほどで仕上がる。価格は1200円で、2006年度は150万シートの販売を見込む。【了】