ヤフー<4689>とインテージ<4326>は22日、共同で行った「会社の所有と経営のあり方」に関するアンケート調査の結果を発表した。「『会社』は誰のものだと考えるか」という質問に対しては、「株主」(31.6%)と「社員」(25.2%)という回答が拮抗した。

 アンケート調査は6月8日−10日、Yahoo!リサーチモニターを対象にウェブ上で行われ、544人(男性271人、女性273人)から回答があった。そのうち株を保有している人は194人(保有率35.7%)だった。

 「『会社』はどのような存在だと考えるか」との問いでは、「会社資産を保有する『ヒト』の集団」(35.5%)、「株主に支配されるお金儲けのための『モノ』」(7.7%)、「その両方」(31.1%)という結果になった。また、株による会社支配に対する考え方については、「資本主義において当然のことである」(48.9%)、「マネーゲームのようで違和感がある」(33.6%)と分かれた。

 「株主に対する経営責任を負っているのは、誰だと思うか」という質問に対しては、「取締役会全員」(41%)、代表取締役(34%)と、合わせて75%を占め、「社長」(8.3%)とは「責任範囲を区別して認識していることがわかった」としている。さらに「あなたにとって『企業価値』とは何か」をたずねたところ、「時価総額」(22.1%)より「企業への共感の度合い」(54.2%)とする回答が多かった。【了】

■関連掲示板
ヤフー
インテージ