大手自動車メーカー8社の2011年4〜12月期連結決算が出そろい、トヨタ自動車と富士重工業(スバル)の2社が通期(2012年3月期)の最終損益の業績予想を上方修正した。日産、ホンダなど残る6社は下方修正となり、海外生産比率の高いマツダは最終赤字が従来予想の190億円から1000億円に大幅に拡大する見通しとなった。この明暗を分ける要因は何か。歴史的な円高が自動車輸出の採算を悪化させ、東日本大震災とタイの洪水被害がサプライ