いずれにしても警察庁は、まさに“本気”と見ていいだろう。いったい何に“本気”なのかというと、山口組を壊滅させることに関してだ。これまで警察サイドは、山口組の組員、加えて企業舎弟などの“共生者”を主たるターゲットとする形で徹底した摘発を繰り返すことで、組織の弱体化を図るという戦法をとってきたと言っていい。そしてここへ来て警察サイドは、摘発の対象となるターゲットを拡大させ、山口組の“周辺者”をも組員(