パラグアイ戦の歓声が忘れられない。駒野友一の登場シーンである。香川真司のゴールと同じくらいに場内が盛り上がった。この国の人は「同情過多」なのかもしれない。今の時代は勝者を称える勇ましさより、敗者を慰める優しさが受ける。Jリーグは皆様のそんな需要にお応えします。今年のJ1は名古屋が独走して優勝争いが盛り上がらない。一方で残留争いは予断を許さぬ混戦だ。この試合を含めて残り8試合。山場である。FC東京は