'15年4月5日の日本経済新聞に、興味深い記事が掲載された。〈財政再建、深まる対立東大教授・吉川洋氏/京大教授・藤井聡氏〉と題し、デフレ脱却と経済成長により財政を健全化(政府の負債対GDP比率を引き下げる、という定義になる)するべしと主張する藤井聡教授と、歳出削減を優先するべきという吉川洋教授が「紙上討論」をしたのである。結論から書いてしまうと、藤井教授が正解だ。現時点の日本国が吉川教授方式で