8日放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で木村太郎氏が、シリアに向かう計画をしていた男性に旅券(パスポート)の返納を命じた外務省を痛烈に批判する一幕があった。

番組では「シリア渡航 強制阻止 男性に旅券返納させる」という見出しの東京新聞の記事を取り上げた。記事では、外務省がフリーカメラマンに対し「旅券法に基づいて旅券の返納を命じ、渡航を阻止した」と伝えている。

木村氏は、このフリーカメラマンが外務省に対して表現の自由や渡航の自由を主張していたことを説明したうえで「(外務省が)『そんなこと(カメラマンの主張)よりも、人の命が』ってね、憲法の権利のことを『そんなこと』って言った」と、外務省の対応を批難した。

すると、宮根氏が「渡航の自由」「テロに屈しない」「人命尊重」の間で「外務省も揺れたと思う」と指摘したが、木村氏は「そんなことじゃないんですよ。危険だっていう所はニュースがある所なんだ。行かなきゃ伝えられないの。それができなきゃ人の知る権利に応えられないわけですよ」と持論を展開。

続けて木村氏は「それをね、たかが外務省がね、これ行かせないなんて止められるのかと」「基本的に間違ってますよ」と、外務省を痛烈に批判した。

そして木村氏は「僕らの仕事っていうのはね、本当にね、“蛮勇”がなきゃできないんです」と、独自のジャーナリスト論を力説した。

ちなみに“蛮勇”という言葉については、4日に自民党の高村正彦副総裁が記者団に対し、テロリストの支配地域に入り殺害されたとみられる後藤健二さんについて「蛮勇と言わざるをえない」と発言しており、加えて、後藤さんの後に続く人に向け「蛮勇にならないように行動してほしい」ともコメントしている。

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