フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・中国杯で、羽生結弦選手は演技前の練習中に中国人選手と接触し負傷しながらも強行出場し、2位となった。

羽生選手は、中国の閻涵選手とフリー演技前の6分間の練習中に激突し出血するアクシデントに見舞われた。アゴや右側頭部から流血しながらも治療後、リンクに復帰し、強行出場する。結果は、最終滑走のコフトゥン選手に敗れはしたものの、フリー154.60点、SP82.95点の合計237.55点の2位となった。

海外のフィギュアスケートファンからは、羽生の演技に称賛の声が相次いだ。

「包帯姿での演技に感動した」
「痛々しくて見てられない」
「彼は素晴らしいファイターだ」
「羽生も閻涵も勇敢だったと思うよ」
「アスリートを続けているとこういうアクシデントもあるだろう。彼はケガの中最善を尽くしたよ」
「スコアの問題ではない。彼がやってることは非常識かもしれなけれど、最高の演技を目指す執念を感じた。それは彼自身の個人としての勝利だと思う」

ケガを押し演技を最後までやり遂げた羽生選手には、日本人以外も心を動かされたようだ。