6日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、競泳男子・冨田尚弥の会見を中継したが、宮根誠司氏と出演者からは会見内容を疑問視する発言が相次いだ。

9月に韓国の仁川で開かれたアジア大会の期間中、報道陣のカメラを盗んだとして略式起訴された事件についての会見で、番組開始から1時間40分近くこの会見の様子を中継した。

中継が終わりスタジオでのトークに移ると、司会の宮根氏が「何者かにバッグにカメラを入れられた」、「危害を加えられる恐れがあるのでそのまま持って帰った」、「レンズが取れているカメラの本体だったので壊れていると思った」、「韓国の警察に呼ばれた際に日本の選手団と一緒に帰りたいため真実ではないが『取った』と認めてしまった」という冨田の主張をまとめた。

続けて宮根氏は、冨田が警察に呼ばれた際、通訳やJOC(日本オリンピック委員会)の人がいたということについて「大使館の人たちをすぐ呼ぶとか、JOCの人たちが通訳を呼ぶとか、そういう体制がバッと整うような気がするんですが?」と疑問点をあげ、フリージャーナリストの青木理氏に問いかけた。

青木氏は、冨田が最初に自白したために水泳連盟やJOCとしては大ごとにすることなかったという判断だったのではないか?と答え、自白したことに対しては責める要素はないと話した。

一方で、青木氏は「謎の男が冨田のバッグにカメラを入れた目的は何か?」、「大使館やJOC(日本オリンピック委員会)が迅速に動くようになぜ冨田が訴えなかったのか?」、「バッグに入れられたものをなぜすぐに確認しなかったのか?」といった点をあげ「不自然なところはたくさんある」と指摘した。

また、韓国の司法制度に詳しい弁護士の高初輔氏は「略式命令というのが告知されてから、7日間の猶予期間の内に、正式裁判請求をすると、略式命令は確定しない」ため、現時点では正式裁判請求ができるのだと解説した。しかし、高氏も「不自然な点はいくつかあるとは思う」との見解を示した。

さらに、解説委員の春川正明氏も「なぜ(バッグを)開けなかったのか?とか1番疑問ですけれども」と疑問点を口にした。

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