スペイン紙報道、ハメス・ロドリゲスがレアルの“新10番”か

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 モナコ所属のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに対して、レアル・マドリードが背番号10を用意する可能性がある。スペイン紙『マルカ』が6日に報じた。

 ブラジル・ワールドカップコロンビア代表の一員として出場し、5試合で6得点を挙げて注目を集めているハメス・ロドリゲス。将来的にスペインでプレーすることを希望していると明かすなど、去就が注目されている。『マルカ』は、レアル・マドリード移籍の可能性が報じられている同選手について、“マドリードは10番を与える”との見出しで、同クラブが背番号10を用意する可能性を報道。ワールドカップでの活躍に言及したうえで、「ハメス・ロドリゲスは(サンチャゴ)ベルナベウ(レアル・マドリードの本拠地)でプレーするために生まれてきたことを証明した」と、称賛している。

 報道では、ハメス・ロドリゲスがレアル・マドリードの“新10番”となり得る理由が6つ列挙されている。1つ目は、すばらしい才能を秘めていること。グループリーグ第3節の日本戦で決めた、GK川島永嗣の頭上を越すループシュートや、決勝トーナメント1回戦ウルグアイ戦でのボレーシュートに言及し、「それらのゴールが、彼を世界の中心に置いた」と、表現されている。

 2つ目は、リーダーシップと責任感があること。22歳ながらも、レアル・マドリードでのプレーとプレッシャーに耐え得ると同紙は述べている。3つ目は、興行面でも人気を博していること。コロンビアのアイドルで、人気を誇る同選手は、ピッチの内外でレアル・マドリードに収益を与えられると報じられた。

 そして4つ目は、論争や衝突からほど遠い選手であること。人間的にも親しみやすく、ワールドカップ期間中も模範的な行動をしていたと報じられている。5つ目は、カルロ・アンチェロッティ監督に多くの選択肢をもたらすこと。4−3−3システムであれば、両サイドのウイングでプレーできると伝えられている。

 最後は、まだ若いにも関わらず、レアル・マドリードでのプレーの準備ができていること。22歳ではあるが、レアル・マドリードのユニフォームを着るに十分な経験を有しており、プレッシャーにさらされたワールドカップでの(ハイ)パフォーマンスが決定打になると報じられた。