アンチェロッティ新監督、会見でジダン氏を右腕に指名

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 レアル・マドリードのレジェンドの1人であるジネディーヌ・ジダン氏が、新指揮官に就任したカルロ・アンチェロッティ監督の右腕として、再びベンチに戻ってくることが正式に決定した。

 26日、レアル・マドリードの入団発表に臨んだアンチェロッティ監督は、会見に同席したジダン氏の注目されていたポストについて、パリSGから連れて来たポール・クレメント氏と共にアシスタント・コーチ(AC)を務めることを、冗談を交えながら明らかにした。

ジダンはベンチに座ることになる。ファンタスティックな選手だった彼は今、指導者の役割を担うことを決断した。彼は素晴らしいアシスタント・コーチになるはずだ。問題は自分でプレーできない事だけだ」

 2009年夏からレアル・マドリードで複数の役職に就いてきたジダン氏は、2011年夏からはSD(スポーツ・ディレクター)を務めたものの、その就任を要請したジョゼ・モウリーニョ前監督との関係が徐々に冷え、わずか1年弱で辞職。以降はカンテラ(下部組織)で指導を行ってきた。

 そのモウリーニョ前監督が退団したことにより、フロレンティーノ・ペレス会長は、ジダン氏のSD再任を計画していた。しかし、コーチング・ライセンスを取得するなど現場サイドを好むジダン氏は、ユヴェントス時代の恩師でもあるアンチェロッティ監督をサポートしながら指導者として成長する道を選択したと見られている。