元祖韓流チョー・ヨンピルが復活、ビルボード「K-POPチャート」でPSYを制する

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80年代のヒット曲「釜山港へ帰れ」で知られるチョー・ヨンピルが、10年ぶりに19枚目となる新作アルバムを発表した。各種音楽チャートでは、「江南スタイル」で世界的なヒット歌手となったPSY(サイ)の新曲を押しのけ1位を獲得するなど、大きな注目が集まっている。

チョー・ヨンピルの復活は、米国の音楽雑誌ビルボードも関心を寄せた。ビルボード(電子版)は28日、K-POPセクションに「チョー・ヨンピルがSPYをK-POPホット100チャートの1位から引きずり下ろした」とのタイトルで、「キングが帰ってきた」「先週ビルボードK-POPチャートで47位だったチョー・ヨンピルの新曲『バウンス(Bounce)』が今週は1位を獲得した」との記事を掲載した。

記事は「韓国歌謡界の生きた伝説」「1980年代から何枚もアルバムを発表してさまざまな賞を獲得。トップ歌手として君臨している」と紹介。多くのヒット曲を持つことから、“韓国のマイケルジャクソン”と呼ばれているとも伝えた。

また、韓国国内の音楽番組では、『バウンス』が納められているアルバムのタイトル曲『ハロー』が、5月第1週目のチャンピオンソングとして選出された。PSYやシャイニー、4ミニッツといった人気K-POPアーティストたちは各音楽番組に出演し、歌を披露しているが、チョー・ヨンピルはどの番組にも出演せず1位を獲得したという。

音楽番組での1位獲得は23年ぶりだというが、ネットには「活動が楽しみだ」「生きた伝説」「世代の垣根を越えた」といったコメントが集まるなど、人気は色あせていないようだ。

・参照:ノーカットニュース
・参照:[京郷新聞]チョー・ヨンピル「Hallo」ショーケース

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