能見が今季初勝利 G完封で連勝止める

阪神・能見が甲子園開幕戦で、開幕7連勝中の首位・巨人の強力打線を相手に序盤から奪三振ショーを見せ、10奪三振無四球の完封で今季初勝利を挙げ、巨人の連勝を「7」で止めた。

初回は長野、坂本から三振を奪うと、二回は阿部を見逃し、ボウカーからは空振り三振。無死二塁のピンチを背負った三回にも宮国(3バント失敗)、長野を三振に切って取った。

四回には村田を内角の139キロ速球で空振り三振、五回にはボウカー、矢野と連続で空振り三振に仕留め、毎回の9奪三振となった。切れのいい真っ直ぐと制球力抜群のスライダー、フォークも随所に決まった。

六回以降は三振を奪えなかったが、それでもゼロで抑え続けた。八回は1死後にボウカー、矢野に連打を喫したが、続く代打・太田を右飛、長野を一飛に退け、得点を許さなかった。

九回には先頭・脇谷を空振り三振にとり、2桁の10個目。坂本には中前打を喫したが、阿部を二ゴロ併殺にとって108球の完封を決めた。

無四球のおまけがついた能見は「昨年のデータもあるので、藤井さんが的を絞らせないリードをしてくれました」と恋女房を称え、決勝打を放ったマートンにお立ち台で「ノーミさん、アイしてる」とはぐされると「照れくさいですね」とはにかんだ。(デイリー)


開幕から7連勝中の巨人に対して、対戦カードの初戦は無敗のタイガース。

阪神にとっては開幕9戦目にしてやっとこさのホーム甲子園での試合とあって、負けられない試合でしたが負けませんでしたな。今日みたいな試合が出来れば貯金もおのずと増えていくもんですが、試合内容にはまだまだ不満。打線よ、もうちょっとしっかりせんかい!

マウンドにはエース・能見。ノウミさんは常々「僕はエースなんかじゃない」なんておっしゃいますが、いやいやノウミさんエースですよ。好調ジャイアンツ打線に対し、9回を投げ切り5安打10奪三振無四球シャットアウト勝ち!女房役の藤井の要求通り、ビシッビシッと投げ分けるノウミさん。5番のロペスから三振を奪えば先発全員から三振を奪う記録もできたくらい今日のノウミさんはストレート、変化球ともキレキレでした。特に阪神戦、甲子園ではよく打つ長野を2三振を含む4タコに封じ込められたのは今日の勝因じゃないでしょうか。

打線は巨人先発・宮国に対して4回、5回と得点圏へ走者を送り込むもチグハグな攻撃で相手を助けていましたが、6回2死2塁から4番・マートンがセンターへ先制タイムリー!セカンド走者の大和の好走塁も光って試合に風穴をあけると、続く福留も宮国の変化球を狙い澄ましたかのようにライトへタイムリー。福留は打率もさることながら得点圏打率も長打率もなにもかもが期待を裏切っていますが、なんだかんだ言って打点はしっかり稼ぐ。1位のブランコには遠く及ばないものの、打点はリーグ3位の7打点。もっとチャンスで打ってくれていたならば、ブランコといい勝負が出来てるんじゃないの・・・と言いたくもなりますが、今日は福留の一打がトドメになったし、これくらいで。

明日はスタンリッジと杉内の投げ合い。未だカード勝ち越しのないタイガース。明日もカード勝ち越しには大きな壁が立ちはだかりますが、甲子園の大声援をバックに杉撃ちをやってみなはれ!スタンリッジも夜の帝王っぷりを見せてみなはれ!巨人に連勝で来たら立派なもんよ。
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阪神タイガース2○0読売ジャイアンツ〜甲子園・1回戦

【神】○能見
【巨】●宮国−笠原

【勝ち投手】能見(1勝)
【負け投手】宮国(1敗)

阪神タイガース通算成績 4勝5敗 対ジャイアンツ 1勝