2008年5月の阪神−巨人戦で、頭部にヘルメットが割れるほどのデッドボールを受けるも、退場することなく、次の打席ではホームランを放っている元阪神タイガース・金本知憲氏。彼の鉄人伝説では、有名なエピソードの一つだ。そんな金本氏が、TBS「ジョブチューン」(9日放送)に出演、当時の裏話を語っている。

「(ヘルメットは)中で割れていましたね」と切り出した金本氏は、「3年くらい前に頑丈なヘルメットに替えていたんですよ。だから、痛くなかったんです。(ベンチの)裏に行って、“全然大丈夫やな”って。行こうと思ったら、“(投げた投手は危険球で退場となるため)まだ次のピッチャーが用意していないから”って言われて、その間、5分か7分くらいあったんですけど、コーヒー2、3杯飲んでました」と明かす。

さらに、「グラウンドに出ると、巨人ファンまでも拍手してくれる。“そんな大したことやないのに”って。これ、大袈裟にしなきゃいけないのかなって、一塁上でこうやって(首をさする仕草を見せる)”」と続けた金本氏。次の打席で打ったホームランについても、「世間では怖がらず、腰を引かず、向かっていって踏み込んでフォークボールをホームランにしたってなってるんですけど、映像みたら思いっ切り腰引いてますよね」と語った。

すると、一連の話を聞いたケンドーコバヤシら、他の出演者たちは「感動を返せ!」と声を張り上げて抗議、当の金本氏は「言わなきゃよかったですね」と苦笑いを浮かべた。