日本マイクロソフトがコミックマーケット83に初出展! 果たしてそのブース内容とは?

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今年も東京ビックサイトで、同人誌即売会「コミックマーケット83」(C83)が開催された。

2012年のC83では、日本マイクロソフトがコミケ初出展を表明。

2012年8月に行われた「コミックマーケット82」でのGoogleによる出展に続き、話題を呼んだ。

既報では、同社のクラウドプラットフォーム「Windows Azure」のイメージキャラクター「ククラウディア・窓辺」のほか、DSP版 Windows 8の(非公式)イメージキャラクター、「窓辺ゆう」や「窓辺あい」などのキャラクターグッズの販売が案内されていた。

また、アニメ作品とコラボレーションしたWindows 8搭載PCも展示するとしていた。

それでは、実際の日本マイクロソフト出展ブースは一体どのようなものだったのか。

早速チェックしていこう。

西展示棟4階・企業ブース162で展開された日本マイクロソフトの出展ブースでは、既報の通り、「クラウディア・窓辺」や「窓辺ななみ」など同社にまつわるキャラクターの限定グッズなどを用意。

Kinect for Windowsを同梱する「Kinect for Windowsセット」(20,000円)、DSP版Windows 8 Proを同梱する「DSP版Windows 8セット」(15,000円)、コミック制作ソフトウェア「コミPro!」を同梱する「コミPro!セット」(10,000円)、PC用メガネ「JINS PC」を同梱する「J!NS PCセット」(5,000円)の4種類を販売していた。

29日午前11時時点で、「Kinect for Windowsセット」および「DSP版Windows 8セット」の当日分の在庫は完売。

残る「コミPro!セット」と「J!NS PCセット」も品薄という。

ただし、完売したのは製品本体のみで、同梱のショッパーやクリアファイル、絵馬、グラフィグなど(同梱品はセット内容により異なる)は、その場で手にすることができる。

例えば「Kinect for Windowsセット」と「DSP版Windows 8セット」では、Kinect本体およびDSP版Windows 8 Pro本体を、専用用紙に記入した住所宛に後送する形で販売を継続していた。

なお、各セットの用意数は非公開という。

同社ブースには、C83への出展に関わった日本マイクロソフトのエバンジェリスト砂金信一郎氏も参加。

氏はブースをみながら「予想以上の反響」と語った。

C83への出展は「非常に挑戦的な試み。

社内でも、出展でどのくらいの反響があるのか予想がつかず、販売グッズも潤沢に揃えるというわけにいかなかった」とのこと。

実は、12月20日にサークル・ドット・エムエスおよびコミックマーケット準備会、コミケットが連携し、「Windows Azure」を使用して、コミックマーケットカタログをWebサービス化したことが発表されていた。

C83ではその「コミケWebカタログ」がベータ版として展開しているが、これをきっかけに今回C83へ出展する流れになったという。

氏によると、C83への出展について、「コミケWebカタログ」はひとつのきっかけで、もうひとつの狙いは「マーケティング」とする。

「社内の開発部隊では、『コミケに行く人』を聞くと半数くらいが手を挙げる。

じゃあ実際、(Windows Azureを含む同社コンテンツは)コミックマーケット参加者にどのくらい刺さるのか。

もし本当に親和性が高ければ、今までとは違ったプロモーションが可能かもしれない。

コミックマーケットの参加者は約50万人とも言われるが、その中の10%でさえ5万人と、多くの人に興味を持ってもらえる。

せっかくの機会、皆でこのイベントを楽しみながら、親和性の部分を具体的にリサーチしたい」(砂金氏)。

コミックマーケットの物販としては高めの値段設定だったためか、ブースは行列ができる状態ではなかったが、絶え間なく参加者が訪れていた。

また、コスプレイヤーと1対1で行うアンケートでは、着けたままでもスマートフォンなどでタッチ操作ができる手袋などの無料配布グッズがもらえることもあり、こちらは非常に盛況だった。