中村憲剛さんの無気力マンデーセレクションのせいで、阿部ちゃん責任問題に発展した件。
王者防衛!

一体、どんな準備をしてきたんだ。僕は憤りに震えています。あれから2ヶ月。時間は十分にあったはずです。2ヶ月もあれば本職のサッカーでシステム変更していたっておかしくない、それぐらいの準備期間です。肉離れした選手が復帰し、軽めの禁固刑を喰らった輩が社会復帰し、子どもたちは夏休みの宿題をやり遂げる。大きな仕事を成すのに十分な時間が与えられたはずです。

しかし、彼は手ブラでやってきました。

むしろ上半身裸で乳首を手で隠してきてくれたほうがよかった。彼は文字通り、何の準備もなく無策で現場にやってきたのです。その男とは中村憲剛さん。所属する川崎フロンターレでは風間八宏さんの指導を仰ぐ、マンデーセレクションの正当な後継者。しかし、チームの順位のように憲剛さんのマンセレは低迷をつづけています。「ダメじゃないけど、よくもないね」程度に。

中国に伝わる超人拳法という武術には、こんな教えがあるそうです。伝承者に与えられる、過去の達人たちが奥義を記した「闘龍極意書」なる秘伝書。この末尾にある「白紙の部分の意味を読み解け」と。伝承者たちは悩みます。ある者はあぶり出しではないかと火にかけたりもしたとか。しかし、苦しい戦いの中で血と汗を吸った極意書には文字が浮かび上がります。「技」と。そう、この白紙の部分は伝承者自らが新たな技を書き入れるための余白だったのです。自らの技を編み出してこそ、一人前である…そういう教えです。

過去を受け継ぐだけではなく、自らが未来へと歩みを進める。先人の遺産に自分が何をつけ足していけるのかが、現代を担う者には問われているのではないでしょうか。憲剛さんは、マンデーセレクションの幻影に囚われ、もう一歩の踏み込みができていません。心の準備、技の準備、身体の準備。胸に手を当ててよく考えてみてください。番組関係者は決してピルロのいいところを解説してもらいたいわけではありません。それはオマケみたいなもの。先人を超えて、マンセレの新スタンダードへ。憲剛さんへの期待は小さくありません。しかし、今のままの停滞がつづけば、見限られる日も遠くないでしょう。与えられるチャンスは残り少ない…自覚を促したいものです。

ということで、老婆心から説教臭くなって恐縮ですが、中村憲剛さんのマンデーセレクションについて26日のフジテレビ「すぽると!」からチェックしていきましょう。


◆自分を変える勇気を持つんだ!マンセレでてっぺんとろうぜ!

日本代表の活動もなく、川崎フロンターレが世間的に注目を浴びているわけでもないこの時期に、何故自分がスタジオに呼ばれたのか。本来なら、サンフレッチェ広島から佐藤寿人さんあたりが出るべきタイミングで、何故自分が呼ばれたのか。先日、佐藤寿人さんが「すぽると!」に出演した際は、敬愛するイタリアのフィリッポ・インザーギ選手からメッセージをもらっていました。今度は逆に、その
タイプの点取り屋について佐藤さんが解説をする時間があってもいいはず。旬の人の得意分野を解説してもらえば、それは大いに意義深いものだったはずです。そんな時期に、あえて旬を外してまで呼ばれた意味。チーム広報からあえて釘を刺さなくても、わかりそうなものです。

↓一応、番組でも憲剛さんに期待していることを冒頭でやんわり匂わせた!
本田朋子アナ:「月曜日はマンデーフットボール、今日は川崎フロンターレの中村憲剛選手が二度目の登場です」

本朋:「ご自身が大好きだというあの中盤の選手のプレーを解説していただきます」

本朋:「そしておそらくですね、風間八宏監督仕込みのセレクションポーズにもご注目ください」

西岡アナ:「あんまり関係ないんじゃないかと思いますけどね」

本朋:「そうですかね?」

本棚:「おそらく…やる!」
本棚:「ご注目の中…やる!」
本棚:「ていうか…やれ!」

呼ばれた理由、大人ならわかるでしょ?

ウケのいいヤツをやりなさい!

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そんな紹介を受けて、スタジオにしれっと登場した憲剛さん。本田朋子アナからのヤレヤレオーラは半径3メートルくらいに広がり、憲剛さんの頬を撫で回します。その圧力は誕生日デートでたまたまティファニーの前を通過したときの「今日何の日だ?」というオンナの顔に匹敵するもの。私からは言わないけれど、アナタ自身の判断でヤッてほしいのと憲剛さんに無言の要求を突きつけます。

すると、その圧力を知ってか知らずか、憲剛さんは自身が好きだというユベントスのピルロについて解説を開始。「ピルロの一番スゴイところは、常に一番遠くを見ていること」「DFがここには来ないと思っている場所にボールを届けられる」「ピルロは瞬時に全員のポジショニングを把握している」などと絶賛。

↓さらに驚くべきスゴ技があると熱弁を振るう憲剛さん!
憲剛:「ピルロと相手の10番の関係を見てください」

憲剛:「この10番の選手、(ユベントスの)リヒトシュタイナー選手が外に走っているのはわかっていると思うんです」

憲剛:「(ピルロがボールを)コントロールしたときに、10番の選手はココ(リヒトシュタイナー)に出すと思ったので、一回ダッシュで戻るんです」

憲剛:「(相手10番がダッシュで戻っている途中で)ワンタッチ入れることで、一回来ないと思って足を止めるんですね。その油断している隙にピルロは蹴っているので、もう間に合っていない」

憲剛:「本当だったら追いついているんですけど、一回ワンタッチを入れたことによって油断をさせているんですね。10番の選手を本当に上手くコントロールして」

本朋:「ふーーーーーーーーーん」

西岡:「ちょっと待ってください中村選手。本当にコレ、そこまで考えて瞬時にやっているんですか?」

憲剛:「やってると思っています、僕は。それぐらいの選手だと僕は思っています」

本朋:「へーーーーーーーーーー」

西岡:「ちょっとコントロールが我々の想像を遥かに超えてましたね」

本朋:「そうですね(笑)」

<参考動画:憲剛さんが絶賛する得点シーン>



本田、西岡両アナが半信半疑でお義理の相槌!

「ゲストにしゃべりたいことをしゃべらせるサービスタイム」がやっと終わったなという安堵の表情が浮かぶ!


その後、憲剛さんはユベントスの試合を見たり、チェルシーの試合を見たりしながら、あーだこーだと解説します。しかし、その辺はもはや本題から外れた部分ですので割愛します。問題はどんなマンデーセレクションをしてくれるのかです。試合の解説だけなら別に電話取材して、ナレーターがコメントを読み上げてもいいのです。手間をかけ、お車代を用意してまでスタジオに呼ばれたんですから、そこは大人としてわかってほしい。わかってほしかった。ピルロぐらい、敏感に感じ取ってほしかったしかし、本田アナが「全国のケンゴファンのみなさま」と呼び掛け、ついに繰り出された本日のメイン作業は…

↓オイ!普通のマンデーセレクションじゃないか!



ひょっとして何か進化しているのか…?

ピルロがワンタッチで相手をコントロールするレベルの細かくて誰も気づかない技術があるのか…?


↓一応、2012年9月17日放送分「すぽると!」から前回のマンセレを確認するぞ!


より真っ直ぐ指を突き出して、まるで正眼の構えのよう!

前回のニヒルな感じからは一転、凛として清々しいマンセレとなった!

しかし、「指さし+決め顔」というカラは破れず!

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呼び甲斐がない…本田アナの目に宿る落胆。スタジオにも「チッ」という空気が流れます。西岡アナも失望を笑顔で包み隠しながら、2度目の登場でこの体たらくだった憲剛さんを問い質し始めます。何でこんなことになっちゃったのかと。

↓スタジオでは、憲剛さんのマンデーセレクションについて速攻で反省会が開かれた!

西岡:「さて中村憲剛選手、二回目のマンフトになりましたけれども、マンデーセレクションのフリ、かなり考えていらっしゃいましたが」

(西岡アナ、指さしポーズをして「誰でもできるんだよ」の顔)

(本田アナ、指さしポーズをして「それ飽き飽きしてるんです」の顔)

憲剛:「いやぁ…」

(本田アナ、愛想笑い)

憲剛:「ハードルが相当上がったので…」

西岡:「ほかの選手、ご覧になりました?」

憲剛:「はい、見ました」

西岡:「誰と誰を?」

憲剛:「阿部選手とか見たんで、これ以上どうする気だっていう」

(本田アナ、愛想笑い)

憲剛:「僕自身は自分のスタンスを変えないでいこうっていう…」

西岡:「本当ですか?」

憲剛:「はい…」

西岡:「いや、3回目必ず変わっていらっしゃるんじゃないかということで」

憲剛:「勘弁してください」

本朋:「そういう期待もありますからね」

スタッフ:「あーん?キミさ、前の回とか見てきたの?」
スタッフ:「誰見たのよ?ん?」
スタッフ:「阿部ちゃん?阿部ちゃん見たんだ」
スタッフ:「ハードル上がったよね?上がったよね?」
スタッフ:「わかってんじゃん」
スタッフ:「何、その自分のスタンスって?」
スタッフ:「求めてないから、そういう自己判断」
スタッフ:「それ本気で言ってんの?」
スタッフ:「3回目は変わってきてよ?ん?」
スタッフ:「勘弁とかそういう問題じゃないんだよ!ったく…」
スタッフ:「ま、期待してっからさ」
スタッフ:「ケンゴちゃん、次は頼むよ!ヨ・ロ・シ・ク!」

…という気持ちをオブラートでがんじがらめにしてお伝えしておりますので、本人も自覚のほどを!


↓憲剛さんが帰ったのちも、スタジオでは反省会がつづく!
西岡:「さぁ、今日中村憲剛選手いらっしゃいましたけれども、(最近の出演者は)全員マンデーセレクションのフリというのは、かなり悩んでいらっしゃるようで」

本朋:「そうですね」

西岡:「ちなみに阿部選手どんなんでしたっけ?」

本朋:「もうやだ…」

(本田アナ、阿部ちゃんセレクションを決める)

本朋:「阿部選手、コレ責任取ってくださいね!」

<参考:責任問題に発展した阿部ちゃんセレクション>


でも、どうやって責任取ればいいんだろうねwwwwwwwww

後進を育てるとかかなwwwwwwwwwwww

毎週出演するって形もアリかwwwwwwwww

いずれにせよ、このままだと毎週阿部ちゃんセレクションを本朋がさせられるハメになりそうwwww

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憲剛さん!本田アナを助けると思って、しっかり自己反省してください!