今回の投稿はほぼひとりごとです。
確定した情報がないので憶測や主観が中心の文章です。
ですが書かずにはいられません。


すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが。
今、ほっともっとフィールド神戸（旧：グリーンスタジアム神戸）の
外野天然芝がとても痛ましい状態となっています。


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原因は先日この場所で行われたアイドルグループのイベントのために
2万人を超える観客をグラウンドに入れたこととされています。


もちろんそのアイドルグループが悪いわけではありません。
彼女たちは彼女たちの仕事を全うしたのだろうし、
その彼女たちを目的にこの地を訪れたファンにも罪はありません。
（わざわざ芝を引っこ抜いたような輩は論外ですが）


野球場としての野球場、イベント会場としての野球場。
このふたつが切り離せないことは十分理解しています。
特定の球団にフランチャイズされた野球場であっても
純粋にプロ野球が行なわれる野球場としての年間稼働日は80日前後。
それ以外の日にいかに稼働率を上げ利益をだすかという経営上での
事情はわかります、痛いほどわかります。
ましてやほっともっとフィールド神戸はオリックスバファローズの
準本拠地という扱いながら公式戦は年間に数試合が行なわれるだけで
実質地方球場のカテゴリーをぬけきらない存在です。
そのような状況、ましてやネーミングライツ権を取得している
企業のCMタレントのイベントとなれば所有者である神戸市に
この話を断る術はないのでしょう。


だけど配慮してほしかった。
イベントをやるなとは言いません、
もう少し配慮してほしかったんです。


結果を予測できずに貸し出した神戸市が悪いのか、
ただただイベント会社の芝に対する認識が甘かったのか、
現段階ではどれが一番の悪であったのかはわかりませんが
ここはほっともっとフィールド神戸、
いやグリーンスタジアム神戸ですよ。
神戸市にとってここは只のいち野球場という存在ではないはずです。
1995年、そしてそれ以降どれだけ多くの人間がこの野球場から力を
受け取ったのか、そのことを忘れている神戸市ではないでしょう。


わかりません。
結局この悲しみをどこにぶつければよいのかわかりません。
ただほっともっとフィールド神戸の今シーズンはまだまだ続きます。
ここが選手たちにも愛されている場所であることはときおり行なわれる
プロ野球関係者に対してのアンケートや記事などからも見て取れます。
そしてオフにはイチローも例年通りこの場所を訪れ来シーズンへ備え
トレーニングに励むのでしょう。
この場所を世界一の野球場と言い賞賛したイチロー。
もしその日にまで芝の状態が回復していなかったら彼はいったい
どのような表情でこの場所を見つめるのでしょう。


実際プロ野球選手が特定の野球場に対してどれほどのモチベーションを
もって試合やトレーニングに臨むかはわかりかねます。
ただ私は悲しいです。
ただただ悲しいです。