昨年12月に現役引退した元日本代表DF宮本恒靖氏が、FIFAが運営する大学院『FIFA Master』への入学が決まったことを自身のブログで発表した。日本人の元プロサッカー選手の入学は初となる。

 宮本氏は、自身のブログで今年の1月からはじまった『FIFA Master』への挑戦から入学決定までの流れについてコメントしている。※宮本恒靖公式ブログより一部抜粋

「FIFA MASTER からの合格通知が届きました!
申し込みをした時点で435番目だったので、やっぱりそれだけの人が受講を希望するんだなぁと驚いたのが1月。

音沙汰が無いなぁと思いながら2ヶ月が過ぎ、電話インタビューをしますってメールが来たのが3月半ば。ファイナルステージに残りましたよ。いついつに電話インタビューします。15分から20分くらいで終わるので、これといった準備はいりませんよ。とのことでした。

予定日に掛かって来た国際電話に出ました。

「書類審査の結果、60人くらいにしぼりました。このインタビュー後に半分にまたしぼります。」

いきなり現実的な数字が出てきたので、また引き締まりました。その後は自分の考えや、コースに関する色々な質問を受け、それに対して一生懸命答えるといった作業を終えて、「THANK YOU, TSUNE」

「どうもありがとう」と電話を切りました。
どっと疲れを感じながら時計に目をやると、30分が経っていました。「長っ」久しぶりの濃いぃ30分間でした。

それから・・・待つこと約2週間。

朝起きて、iPhoneに届いたメールを何気なくチェックすると、「FIFA MASTER 13th edition Your application 1st ACCEPTANCE EMAIL」が届いてました。眠気が一気に吹っ飛んだことは言うまでもありません。これからは本格的な準備に忙しくなりそうです。」※公式ブログより一部抜粋

 宮本氏は、今後は本年9月初旬から第13期生としての活動が開始し、来年7月中旬の卒業予定までは基本的に欧州に滞在し、学業に勤しむことになる。大学院卒業後も、指導者資格獲得に向けて欧州へ滞在する予定のようだ。