島根県が制定した2月22日の「竹島の日」に抗議するため、日本を訪問した韓国市民団体の「独島守護全国連帯」が、空港で日本の右翼団体と衝突していたことが分かった。複数の韓国メディアが報じた。

 同団体の崔在翼(チェ・ジェイク)代表によると、団体員4人は21日午後4時ごろ、鳥取県の米子空港に到着した。到着口を出ると、日章旗を持った20人あまりの日本人に突然囲まれた。チェ代表も日章旗で顔を覆われたが、日本の警察が止めに入るなどしたことから、空港は一時騒然となったという。

 団体員らは準備していた車で空港から移動した。その後ろを右翼団体はマイク付きの車で、30分あまり付いて回ったという。騒動があった時間に米子空港を利用していた韓国人は、「右翼団体が団体員らを囲み、叫んでいた」と当時の様子について韓国メディアに語った。

 同団体は、島根県が「竹島の日」を制定した2005年以降、毎年2月22日に合わせ島根県を抗議訪問している。今年も、22日に島根県松江市で行われる県主催の記念式典会場を訪れ、「竹島の日」の撤廃と、歴史わい曲の是正を求める抗議集会を開く予定という。(編集担当:新川悠)