前節でカリアリに敗れたローマのルイス・エンリケ監督は、すぐにインテルとの試合に向かうことを待ち望んでいる。悪天候のため、5日15時(現地時間)にキックオフが延期され、試合途中で中断・延期となったカターニア戦も8日に延期となったローマだが、指揮官は敗戦後にすぐ試合があることは特効薬だと考えている。

「インテル戦も同じように重要な試合だ。敗戦後にすぐ試合があるのは良いことだよ。勝つために全力を尽くす。インテルはとても強いチームだ。我々がボールをポゼッションし、彼らが危険なカウンターを仕掛ける試合となるだろう」

「私の仕事はチームを良くすることであり、私は楽観的でなければいけない。チームには前進するだけの可能性が十分にあるが、100%を出さなければ簡単に倒されてしまうだろう。だが、私は仕事に満足している。アイデンティティーが見てとれるからだ」

「ユヴェントスは常に100%でプレーし、激しく戦う。我々はいつも同じインテンシティで戦うことができていない。ビッグになるためには、常に全力で仕事をするしかないんだ。メンタリティーの問題だよ。試合中に、苦しみに耐えなければいけないときがあることも理解しなければいけない」

「チームにはもうアイデンティティーがあり、それは議論の余地もない。だが、数字についてはシーズンが終わってから話すことだ。私はこのチームが素晴らしいチームになれると思っている。だが、いくつかのミスにより、劣る相手にも負けてしまってきた。私は今からシーズン終了までにチームがもっとうまくやれるはずだと思っているが、それは私の考えだ。シーズン後にどうなるかを見てみよう」

「インテル戦はハードになるだろう。だが、勝つことができたとしたら、それは若手たちがうまくやってからというわけじゃない。負けたときも、彼らが未熟だからというわけじゃない。勝つときは全員が優秀で、負けるときは全員が…君らが好きなように言えば良い。インテル戦は難しい試合になると思っている。サポーターの後押しに期待しているよ。我々は恐れを抱いてはいけない。彼らを倒すことはできるんだ。その上で、負けることもあり得る。でも、100%を出さなければ、何も起こり得ないだろうね」

また、L・エンリケ監督はインテルのクラウディオ・ラニエリ監督について、「私はとても優秀な指揮官だと思っている。経験豊富で、スペインで指揮を執っていたときから私も知っているよ。彼がどういう仕事の仕方をするかは知らないが、彼については良いことしか言えないね」と称えている。