玄葉光一郎外務大臣は24日、衆参両院本会議に出席し、日本の2012年の外交方針について演説を行った。玄葉大臣は日韓双方が領土権を主張している竹島(韓国名:独島)問題について触れ、「受け入れられないものは受け入れられないと伝える」と語った。環球時報が24日付で報じた。

 日韓の外交関係について玄葉外務大臣は、韓国は基本的価値を共有するもっとも重要な隣国だと指摘し、日韓両国が未来志向の考えのもとで、大局的な見地から協力する必要があると述べた。

 一方で、竹島問題については「受け入れられないものについては受け入れられないとしっかりと伝える」と語った。

 記事は、「玄葉外務大臣の発言は、韓国による竹島の実効支配は受け入れられるものではなく、実効支配に対して何らかの措置をとることを示しており、Noと言うべき時にはNoと言うもの」と分析した。民主党が09年に政権を獲得してから、国会の外交方針演説で竹島問題について言及するのはこれが初めてだ。(編集担当:及川源十郎)