26日のセリエA第9節でウディネーゼと対戦するナポリ。ワルテル・マッツァーリ監督は、チームがチャンピオンズリーグ(CL)で見せているような戦いをするように望んでいる。

「私は、ウディネーゼがスクデットにふさわしいチームだと思っている。ピッチがそれを示しているよ。数字を見れば、明日の試合で有利なのは彼らの方なんだ。ただ、我々も互角に争うけどね。周囲の人たちは、相手がリーグ最強のチームだということを理解しなければならない。サポーターの応援も必要だ」

「相手がミランやインテル、ユヴェントスと同じ価値を持つチームだということを、全員が分かっていなければならない。マンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘンとの試合で見たナポリと同じであってほしい。いや、それ以上であってもらいたいね。明日は戦術的により難しい試合となるからだ。観客がさらなる後押しをしてくれないといけない」

首位ウディネーゼとの一戦だけに、マッツァーリ監督はレギュラーを起用するだろう。FWエディンソン・カバーニも同様だ。

「メンバーについては、選手たちのコンディション次第だ。私は常にナポリの利益だけを考えている。重要な選手たちに対して不当な批判があるときは、彼らを支えるし、彼らを守る。今の我々があるのは、彼らのおかげだからだ。カバーニが疲れているとは思わない。チームが彼にもっとチャンスをつくらなければいけないんだよ。私にとって、彼はアンタッチャブルだ。少しキレを欠いているだけだよ。最初から最後まで彼を支え、そっとしておいてほしい」

いずれにしても、現時点ではセリエAよりCLが優先されるそうだ。

「我々はほかのチームより、CLを戦っていることの代償を払っている。慣れていない舞台だからね。リーグ戦では同じパフォーマンスを見せられていない。CLで決勝トーナメントに進出し、リーグ戦で6位だとしても満足か? ああ、満足だろうね」

「ミランやインテルとの試合に勝ったことが間違いなのかもしれない。そうじゃなければ、そこまで期待が強まらなかっただろう。ナポリがやっているのは素晴らしいことだ。我々は短期間で10試合を戦い、8試合で結果を残している。そういうことすべてが、あまりに簡単に忘れられているんだ。もっとバランスが必要だよ。なのに、ここでは疑う声ばかりだ」