15日のパルマ戦に臨むナポリは、南米の選手がいつもより少なくなるかもしれない。GKモルガン・デ・サンクティス、DFクリスティアン・マッジョ、MFギョクハン・インレル、MFマレク・ハムシクは、それぞれ代表チームから戻ってきた。だが、FWエディンソン・カバーニやMFワルテル・ガルガノ、MFフアン・スニガ、DFフェデリコ・フェルナンデスの再合流は、13日午後になってからだ。つまり、パルマ戦のわずか2日前ということになる。

ガルガノとスニガには休みが与えられるはずだ。ウルグアイ代表で2試合とも欠場したガルガノだが、ナポリでは6試合連続で先発出場しているため、一息つく必要がある。彼の代役は、ケガから復帰し、古巣相手に意気込んでいるMFブレリム・ジェマイリとなるだろう。一方、スニガはコロンビア代表としてボリビア戦にフル出場しているため、パルマ戦ではベンチに入るはずだ。左サイドでプレーするのは、MFアンドレア・ドッセーナになると見られる。

カバーニについては、13日の状態をチェックすることになる。ウルグアイ代表の同選手は、ボリビア戦で71分間プレーし、11日のパラグアイ戦でフル出場している。つまり、インテル戦欠場の原因となった右足首のケガからは治ったということだ。なお、フェルナンデスはアルゼンチン代表で出場しておらず、今後の過密日程において有益な存在となるだろう。

ナポリはパルマ戦を終えると、11月6日のユヴェントス戦まで、23日間で7試合を戦う。セリエAが5試合で、残りの2試合はチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦だ。

ワルテル・マッツァーリ監督は12日、ナポリの現状について、「2年前の最初の目標は、このチームに魂を植え付けることだった。それは達成できたと思う。我々は決して屈しないし、ここの人たちのスピリットを具現化できていると感じる」とコメント。スクデット争いについて、次のように続けた。

「この数年間、タイトル争いはインテルとミランばかりがしていた。だが、状況は変わってきている。ユヴェントス? 我々とユヴェントスの間には、歴史的なライバル関係がある。ユヴェントスは常にイタリア北部とパワーを代表してきたからね」

また、マッツァーリ監督は現在のナポリがルイス・ヴィチーニオ氏のナポリに最も似ていると述べ、ディエゴ・マラドーナ現アル・ワスル監督を除き、かつてのナポリのカンピオーネで加えたい選手は誰かと聞かれると、「特長としてはアントニオ・カレカだね」と答えている。