27日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節で、ナポリはホームにビジャレアルを迎える。リーグ戦では2試合勝ち星がないナポリだが、ワルテル・マッツァーリ監督チームが危機になど陥っていないと強調した。

「ナポリが危機にあるという話を耳にした。我々はCLを戦うのは初めてのことで、リーグ戦で2連勝したときは、我々こそが倒すべきチームという言われ方をされていたはずだ。それが危機というのかい? あちらからこちらと、極端すぎるんだ。これは間違っている。すべての兆しが逆であることを示しているよ」

「今年は我々にとって物事が変わっている。クラブとも合意しているよ。去年はヨーロッパリーグ(EL)でローテーションをしたが、今はリーグ戦ではなくCLを優先している。去年の対戦でも、ビジャレアルは守りを固めてカウンターという武器を使ってきた。明日の試合もそうだろう。とても危険な試合だ。彼らのカウンターを避けなければいけない。それに、彼らの圧倒的な価値を忘れてはいけないよ。我々よりも経験があり、UEFAランキングでも上のチームなんだ」

前日会見に同席したFWエセキエル・ラベッシは、次のように話している。

「数日前と比べて(コンディションは)だいぶ良くなっている。もちろん、100%ではないけど、プレーはできるよ。サン・パオロではずっとゴールを決めていないけど、そのことはあまり考えていない。こういう試合を戦うのは良いね。自然とモチベーションを感じるからだ。僕が望むのは、グループリーグを突破することだけ。あとは大事じゃない。ELで敗退させられたことのリベンジなんかじゃないよ。だが、大事な勝ち点3が懸かった一戦だ」

なお、ビジャレアルはFWジュゼッペ・ロッシが欠場することになりそうだ。同選手の代理人であるフェデリコ・パストレッロ氏が、次のように明かしている。

「昨日(26日)連絡したんだが、彼が出場することはないはずだ。おそらく、ケガは見込みより長くかかるものだったんだろう。ぎりぎりのところで奇跡がなければ、確実に欠場するはずだ。チームとは同行しているが、残念ながら試合には出ないだろうね」

一方、マッツァーリ監督はMFクリスティアン・マッジョの欠場を明かしており、「我々はマッジョを欠いている。大きな痛手だよ。ラベッシや(エディンソン・)カバーニの欠場と同じくらいだ」と語った。