ナポリのワルテル・マッツァーリ監督が、ますますジョゼ・モウリーニョ現レアル・マドリー監督のようになっている。24日のセリエA第5節でフィオレンティーナと対戦する同監督は、前節キエーヴォ戦を落として批判されていることについて、モウリーニョ監督のようにチームを守ろうとしている。

「去年の奇跡があって、このように一斉に標的にされることは分かっていた。満足しているよ。どうぞ批判してくれたまえ。我々がうまくやればやるほど、期待値は上がっていき、その結果としてナポリが一つの試合を落とせばニュースになるんだ。私はそれを誇りに思っている」

キエーヴォ戦では大幅なローテーションを採用し、批判を浴びせられた。マッツァーリ監督は次のように反論している。

「ミラン戦やマンチェスター・シティ戦と同じメンバーを(チェゼーナ戦で)起用していれば、ケガが起きるリスクを冒すところだった。ローテーションこそ、去年の我々がチャンピオンズリーグ出場権を獲得した秘訣なんだ。レギュラーを起用しなくても、レッチェやブレッシァ、パルマに勝つことによってね」

一つ悔やんでいることとして、マッツァーリ監督はこのように続けた。

「(クリスティアン・)マッジョの筋肉の軽傷があって、交代カードを早く切らなければならなかった。そうじゃなければ、(失点につながるミスをしたイグナシオ・)フィデレフを下げてパオロ・カンナヴァーロを入れていたんだ。(失点までの)フィデレフはベストプレーヤーだった。だからこそ、彼が失点につながるミスをしたことはより残念に思う」

いずれにしても、今はフィオレンティーナ戦のことを考えるときだ。

「3大テノール(エディンソン・カバーニ、エセキエル・ラベッシ、マレク・ハムシク)は先発するか? ラベッシの調子が大丈夫なら、そうなるだろうね。フィオレンティーナはとても強い。選手たちの名前を見るだけでも分かることだ。(負傷離脱したアルベルト・)ジラルディーノのことは残念だね」

「恐ろしい試合になるだろう。彼らには失うものがないし、個々の選手も非常に強い。(サルヴァトーレ・)アロニカのように、これまで休めなかった選手を休ませつつ、最大限のプレーをしなければいけない。フィデレフ? 彼はもう一度チャンスを与えるに値する」