「ウィキリークス韓国」が登場、ネットユーザーの有志らが文書を翻訳

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ウィキリークスに公開された外交文書を韓国語に翻訳して掲載するサイトが登場し、現在韓国内で関心を集めている。

「ウィキリークス韓国」(www.wikileaks-kr.org)という名のサイトは、18日からスタートし、これまでに「サイバー攻撃:北朝鮮を指定した国家情報員の性急な推測」、「韓国に対する年間テロリズム報告」、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)」など47件の文書が掲載されている。現在も37件の文書が翻訳中だ。

サイトは米国内で運営されており、翻訳作業を行っているのはネットユーザーの有志たちで20人前後が関わっていると見られている。彼らは、ウィキリークスが先月公開した25万件の外交文書のうち、韓国関連の文書約1980件を中心に、翻訳作業を進めている。

サイトのトップページには、ウィキリークス韓国について、「スウェーデンのウィキリークス英文公開文書のうちの韓国関連文書を紹介する翻訳プロジェクトページです。文書を翻訳するため、より多くの人たちの助けが必要です。みんなの力が合わさることで、より早く真実を明らかにすることができます!」、「このウェブサイトは、米国でサービスを行っており、個人情報の流出は米国法により禁じられています。大韓民国の法と公権力により検閲を受ける心配はありません」と記されている。

韓国のネットユーザーらは、「ウィキリークスの文書を簡単に読めるようになった」、「力を合わせよう」などの意見を寄せ、関心は高い様子。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じてサイトの存在は広まっており、現在も次々と文書が公開されている。

参照:ウィキリークス韓国
参照:ウィキリークス、ハングルで読む…翻訳サイトオープン - ZDNet Korea

(文:林由美)

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