ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は、18日に行われるミランとのセリエA第3節を前に意気込んでいる。同監督は前日会見で、「マンチェスター・シティ戦の後半のようなパフォーマンスを望んでいる。前半のように相手に畏敬の念を払い過ぎることのないようにね」と語った。

ナポリの本拠地サン・パオロには、5万人以上の観客が入ると見られている。ナポリの街は興奮に包まれているが、マッツァーリ監督は熱気にとらわれてはいないようだ。

「私はマンC戦が終わってすぐ、ミラン戦のことを考え始めた。選手たちには、すぐに成長したいのなら、良い試合だろうが悪い試合だろうが、すぐに過去のものとしなければいけないと伝えたよ」

とはいえ、ナポリは敵地でのマンC戦で強くなって戻ってきた。

「耐えることを学んだね。これは成長の兆しだ。ビッグクラブというのは、苦しいときに無傷で乗り切ることができるものだからだ。我々はマンチェスターでそれをやった。去年と比べて自信が増したよ。精神的にさらに成長した」

FWエセキエル・ラベッシが出場できない場合、マッツァーリ監督は1トップのFWエディンソン・カバーニの後ろに、MFマレク・ハムシクとMFブレリム・ジェマイリを並べるつもりのようだ。

「ポチョ(ラベッシ)については、ドクターがプレーできるかどうかを教えてくれるだろう。私と選手はトライしたいと思っているが、決して無理をさせてはいけない。今日、100%の状態になるかどうかを見てみるよ」

「いずれにしても、我々には(マリオ・)サンターナや(ゴラン・)パンデフ、(ジュゼッペ・)マスカーラといった複数の解決策がある。マスカーラは試合勘を欠いているけどね。あとは、ミランの、特に中盤の布陣も考慮する。ミランを苦しめた前半のラツィオを思い出すよ」

ミランはFWズラタン・イブラヒモビッチを欠くが、マッツァーリ監督はこう続けている。

「ミランは絶対的なレベルを持つ選手たちのチームで、プレーに適した重要な補強もした。欠場者を別にして、競争力のあるチームだよ。それに、我々と比べると、彼らは過密日程で戦うことに慣れている。さらに、我々は休日が1日少なかったんだ。これは客観的なデータだよ」

「ミランの選手たちはトップクラスだ。良い結果を願うには、我々はマンC戦の後半のようにミスをしないでプレーしなければならない。マンC戦の前半は縮こまっていた。教訓としなければいけない。謙虚に仕事を続ければ、このレベルで争うことも願えるはずだ。サラリーの違いを見てみれば、比較にならないことは分かるだろう。これ以上は言わないよ。試合の準備だけを考えたいからね」