敵地でのチェゼーナとのセリエA初戦で、3−1と勝利を収めたナポリ。試合から一夜明け、ワルテル・マッツァーリ監督は、3日後に控えるマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ初戦に向け、周囲の熱を冷まそうとしている。

「チェゼーナ戦では、ところどころで私が好きなサッカーをすることができた。失点シーンのように、いくつか軽率なところもあったがね。そういうミスをできるだけ早く修正しなければいけない。マンCや(リーグ次節の相手)ミランとの試合で、それらを忘れてしまったら、結果を残すのは難しくなる。とにかく、我々はベストを尽くすよ。ただ、あくまで冷静にね」

マッツァーリ監督は、ナポリがスクデット争いの有力候補だという声を聞きたくないようだ。

「サポーターが夢を見るのは正しいことだ。でも関係者は、もっとバランスを持たなければならない。我々はまだ成長を完成させなければいけないチームなんだ。例えば、ウチの多くの選手が出場したことのないCLという舞台を通じてね」

初戦はFWセルヒオ・アグエロらを擁するマンCが相手だ。

「去年、我々はヨーロッパリーグの何試合かで、自分たちのやり方でプレーすることができた。だが、今年は相手がまったく違う価値を持っている。これは明らかだ。その上で、とても恐れるべき相手に対し、敵地でも勝負しにいくよ」

「私は(ロベルト・)マンチーニ監督をすごく尊敬しているんだ。彼はこれまで重要なクラブを率いてくるのにふさわしかった。すぐに各会長が彼を信頼したからだ。だが、勝負は監督同士のものではない。いつだって、ピッチに立つのは選手たちなんだからね」

マッツァーリ監督はMFマレク・ハムシク、FWエセキエル・ラベッシ、FWエディンソン・カバーニの起用を明言。新加入のMFギョクハン・インレルについては、「私が彼に求めていることを、彼は理解し始めている。成長しているよ。重要な選手になるだろう」と語った。