10日のセリエA第2節で、ナポリはチェゼーナに敵地で3−1と勝利を収めた。ナポリのワルテル・マッツァーリ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』に対し、次のように話している。

「ここチェゼーナで勝つのは簡単じゃなかった。チェゼーナに賛辞を送るよ。彼らはプレッシャーをかけて我々を苦しめた。チェゼーナの補強も称賛したい。価値あるチームだね」

MFマレク・ハムシクをベンチスタートとしたのは、チャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦、そしてリーグ次節のミラン戦という、今後の2試合を見据えてのものだったのだろうか?

「ローテーション? ハムシクは代表で非常に激しい2試合を戦っていた。移動もあり、水曜にはシティ戦、そして次にミラン戦がある。人間は機械じゃないから、すべての試合に出ることはできない。私はトップコンディションにある選手たちにピッチに立っていてもらいたいんだ。選手層は厚い。たくさん試合があることは分かっていたからね」

「今日は彼が外れる番だった。代表で2試合に出場していたし、今日の試合で彼を先発させていれば、おそらくはシティ戦かミラン戦で先発から外さなければいけなくなっていただろう。私は、今日の試合で彼を先発から外し、次の2試合で起用できる方を望んだ。次の2試合は、130%の力で戦わなければ負けてしまう」

「(相手に退場者が出たことについて)監督はどこで数的優位を生かさなければいけないかを理解する必要がある。私はそれを考慮して交代枠を使った」

CL初戦が間近に迫っているが、マッツァーリ監督はどういった気持ちなのだろう?

「私ももう、セリエAで8年目だ。重要な試合はたくさん経験してきた。簡単にカンピオーネたちを獲得し、今日の試合でもイングランド最強のチームの一つであることを示した戦艦を相手に、ウチの選手たちが何をやれるのか、見てみたいところだね。我々のグループは特殊だよ」

ナポリはシティのほか、バイエルン・ミュンヘンやビジャレアルと同グループだ。組み合わせが決まったとき、マッツァーリ監督は満足していたのだろうか?

「今年は我々にとってさらに成長する年だ。21年のときを経て、我々はCLに出場する。最大限の力で戦わなければいけない。試合ごとに戦い、あとはどうなるかを見てみよう」