「ラベッシがインテルに? 契約解除金は3200万ユーロ(約35億5000万円)だ。(マッシモ・)モラッティ会長と電話で話したよ。彼は、今年は金銭的な理由から何もできないと言っていた」

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が24日、リーグ会議の際にマーケットについても言及し、FWエセキエル・ラベッシの獲得に向けたインテリスタたちの希望をすぐに打ち消した。ラベッシはナポリに残るということだ。当面は…。

そう、デ・ラウレンティス会長の発言は、実質的には半分約束のような価値のあるものだ。彼は「今年は何もない」と言っている。だが、来年はまたどうなるか分からないということだ。

デ・ラウレンティス会長はインテルについて、「(ジャン・ピエロ・)ガスペリーニという新監督おり、これほど大きなクラブに行けば、自身が望む選手たちを求めることはあり得るだろうと思う。ただ、2人で選ぶと、良いときもあれば悪いときもあるんだよ」とつけ加えている。

ラベッシの移籍を否定する一方で、ワルテル・マッツァーリ監督率いるナポリには、このマーケット終盤戦で新たな選手が加わるかもしれない。だが、デ・ラウレンティス会長は「ほかの補強を考えるよりも、ナポリはまず3選手の放出を考えなければいけない。(ルカ・)チガリーニ、(マリアーノ・)ボリアチーノ、(レアンドロ・)リナウドのことだ」と語った。

実際には、DFミゲル・ブリートスが負傷離脱したことで、新戦力の獲得も噂されている。ナポリはおそらく、2カ月は同選手を失うことになるからだ。それでも、デ・ラウレンティス会長は「ブリートスが2カ月離脱? だが、代わりは獲らないよ。今のチームに十分な代役がいる」と話している。