ミランへの移籍が話題となっていたナポリMFマレク・ハムシクは、残留を決めたようだ。同選手は、移籍の話が終わったことをアピールしている。

2011-12シーズンに向けたチームのお披露目が行われた18日、ハムシクは「僕は残留に満足している。ナポリの人たちとはうまくやっているんだ」と語った。

ディマーロの広場で行われたイベントでは、各選手が壇上に立った。するとファンから、「ジャンプしないヤツはミランの人間だ」というチャントが起きている。ハムシクは少し考え、ややためらいを見せたものの、チャントが繰り返されるとチームメートに混じってジャンプした。ナポリへの愛情を強調した形である。

広場には多くのファンが集まり、チャンピオンズリーグ(CL)の歌も聞こえた。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、ファンの反応に感激したようだ。

「我々にとっては、すべてがファンタスティックだ。我々には偉大な選手がそろっている。もし、移籍を望む選手がいたら、誰もひきとめはしない。道のりは長いが、我々はナポリを世界に導いていく」

会長の熱気は、選手全員にも伝わった。この夏の新戦力であるMFギョクハン・インレルは、「セリエA優勝? もちろん狙っていくよ!」と意気込みを語った。DFアンドレア・ドッセーナは異なる目標を見ているようで、「今からCLの雰囲気をイメージしている」と述べている。