韓国が10日に打ち上げた運搬ロケット「羅老(ナロ)/KSLV-I」は高度約7万メートルで爆発し、2009年に続き、同国初の人工衛星打ち上げが失敗した。中国空間技術研究所のホウ之浩研究員は、同ロケットがそもそも初歩的なものであり、しかもロシアが主導したものと指摘。韓国は打ち上げに際しての姿勢などから判断して、宇宙開発の難しさが分かっていないと発言した。環球網が報じた。(「ホウ」は「龍」にまだれ)

 ホウ研究員は、「ナロ」は初歩的な技術レベルのロケットであると同時に、計画そのものがロシアの主導によると指摘。第1段ロケットはロシア製で推力は170トン、韓国が受け持った第2弾ロケットは推力8トンで、「ナロ」の打ち上げ能力は数百キログラムにすぎないと紹介した。

 ホウ研究員は、衛星打ち上げに際しては、巨大なシステムの中の、たった1カ所に問題があっただけで、全体が失敗することがあると指摘。韓国が、衛星の打ち上げ失敗に際して使った「部分的に成功」などという表現が「そもそも、ありえない」と批判した。

 韓国が2回の打ち上げ失敗で、事前にはいずれも楽観視していたことにも注目。「宇宙開発技術のどこが難しいのか、理解していない」と述べ、「何事も、初めが難しい。韓国の宇宙への旅の道のりは遠い」との考えを示した。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
韓国の衛星打ち上げでロシア人技術者が自殺図る…「重圧」原因か
韓国初の人工衛星…打ち上げ直後に通信途絶か
韓国衛星“燃え尽きた夏”…中国で「手術成功、病人は死亡」の罵倒
韓国映画「15世紀にミサイル発明し明の大軍殲滅」で中国人(怒)
南ア人の祖先は広東人…中国紙記事に「韓国人のまねするな!」