「投票するな」地方選挙の投票促進ポスターが怖すぎると話題に

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韓国では6月2日に地方選挙が控えている。日本でもそうだが投票率をあげるため、タレントなどを使った投票促進ポスターなどが製作される。しかし、今回、韓国で登場した投票促進ポスターは、恐怖心をあおるとても怖いデザインになっているようだ。

そのポスターとは、映画「バットマン」に登場するジョーカーが、暗闇の中から「投票権」というカードを持ちニヤニヤしているという異色のデザイン。さらにホラー映画で使われる赤い字体で「投票するな」というメッセージが印刷され、まさにホラー映画のポスターのようだ。

これ以外にも、「やつらは笑うぞ…」「お前はその日、投票をしなかったじゃないか。だから何も望むな」といったメッセージが印刷された、合計5つのパターンが作られている。どれもジョーカーの白い肌と、何かをたくらむような不敵な笑みが印象的なポスターだ。

「投票するな」とは投票促進とは正反対のスレーズ。だが、このポスターを製作した市民団体によると、これは「投票に行け」という逆説的なメッセージを込めているのだとか。

韓国のネット上では大きな話題となっており、ネットユーザーたちは「すごい!」「心理的反発を利用するものいい方法だ」「これを見て投票に行く気持ちになった」「絶対に投票しに行く」など反応は上々だ。

夜道を1人で歩いている時にこのポスターと出会ったら、きっと怖くしてしかたないだろう。だが、投票に行かないと恐ろしい未来が待っているぞ、というメッセージが十分に伝わる効果抜群のポスターなのは確かなようだ。


参照:6月2日投票するな - daum agora
参照:6月2日投票するな - ヘラルド経済

(文:林由美)

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