W杯プレーオフの「神の手」アシストで渦中の人となったティエリ・アンリが、一時は代表引退を考えたと明かした。

フランスのスポーツ紙レキップとのインタビューのなかで、アンリは悪意に満ちた批判に落ち込み、やけっぱちになったと話した。

「試合の翌日と翌々日は、孤独を感じた。本当にひとりぼっちのような気がした」と話したアンリは、代表引退を考えたかと聞かれると、「ああ、考えたよ。金曜日にはものすごい騒ぎになっていたから、ひどく取り乱した」と答えた。

しかし、家族や友人に説得されて思いとどまったという。
「いろんなことがあって、ひとりぼっちに感じたこともあったが、代表は辞めない。そう自分に問いかけたんだ。愛する人たちのサポートがなければ、こんなふうには思えなかっただろう。だけど、もう決心した。僕はいつものように最後まで戦う」