イングランド代表のファビオ・カペッロ監督が、この任務が自分にとって最後の仕事になると認めた。

レアル・マドリー、ユヴェントス、ローマ、ACミランと欧州の強豪クラブを率いてきたイタリア人名将は現在63歳。EURO2008本大会出場を逃したイングランドを短期間で立て直し、2010年W杯南アフリカ大会出場へと導いた手腕がイングランドでも高く評価されている。

しかし、カペッロ監督は「イングランド代表は私が率いる最後のチームとなるだろう。イタリア代表を指揮するかって? いや、私は(イタリア代表指揮官のポストに)興味はない。サッカーは私にとって仕事にすぎないんだ。ギブアップできないのは自分の家、家族そして旅行だけだろうね」と話し、イングランド代表監督を最後に監督業から引退すると宣言した。