アフガニスタンの米兵士、過酷な生活(動画)

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Nathan Hodge

米軍は現在、アフガニスタンのコレンガル渓谷で極めて厳しい行軍を強いられている。NBCのRichard Engel氏は最近、コレンガル渓谷にいる中隊「Viper Company」の兵士たちを訪問した。[Viper Companyは、第1大隊、第26歩兵連隊、第3旅団、第1歩兵隊に属する中隊の通称。Viperは毒ヘビのこと]

Engel氏による一連の動画レポートを見れば、レストレポ基地(Firebase Restrepo)での生活がどんなものか、詳細に知ることができる。レストレポ基地は、アフガニスタンの非常に厳しい遠隔地にある前哨基地だ。

レストレポの状況はこの数カ月間でずいぶんよくなったとEngel氏は述べている。戦闘の頻度は減り、この前哨基地の状態もわずかながら改善された。監視カメラと見張り塔が設置され、食料事情がよくなった。電子レンジや「家族との通話専用電話」も使えるようになった。

それでも任務は危険で、犠牲者数は多い――Engel氏が前回訪問したときに会った1つの小隊の20人の兵士のうち、今回もレストレポに残っていた兵士はおよそ半分だけだった。残りは死亡、あるいは負傷や病気のため退避していた。

[ある米国のブログは、2008年10月28日付けで、Viper Companyに属する25歳の兵士の死を「アフガニスタンにおける「不朽の自由作戦」で祖国を防衛する闘いにおいて戦死」と記している。サイトトップの画像は2007年11月、Kapisaでの戦闘で負傷した兵士の治療。Wikimedia]

WIRED NEWS 原文(English)

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