セルティック中村俊輔のチームメイトのGKボルツがポーランド代表から強制送還されるという事態が起きた。

 28日に行なわれたワールドカップ予選の北アイルランド戦で3失点に絡む大失態を演じたボルツ。1点目はクロスの目測を誤り、ゴール前を無人にする失態。2点目も対応可能なクロスの処理を誤った。

 しかし“ハイライト”は3失点目。ボルツは味方DFのバックパスを、なんと空振りしてしまったのである。ユーロ2008予選クロアチア対イングランド戦でのGKロビンソンの空振りを髣髴とさせる、豪快な一振りにチームは意気消沈。ポーランドは重要な1戦に2−3で敗れている。

 試合後、ベーンハッカー監督は「ボルツはショックを受けている。彼と話し合いグラスゴーに戻るのがベストだと判断した」と強制帰国させることを決断。今後は所属するセルティックで練習するという。

 今季は大ミス連発で批判の的となっているボルツ。レンジャースと優勝争いをする俊輔にとっても、守護神の不調は大きな不安となる。