イングランド代表との親善試合でシャビ・アロンソのパスを受け、相手DFを巧みに交わして先制ゴールを入れたビジャ。このゴールで代表6戦連続ゴールとなりザラ、クバラの二人がマークした5戦連続ゴールの歴代記録を抜き去った。

 ビジャは対ボスニア代表、アルメニア代表、エストニア代表、ベルギー代表、チリ代表戦でゴールを決めていた。代表キャップ数42を数えすでに25ゴールを記録しているビジャ。歴代ゴール数でもラウル(44)、イエロ(29)、モリエンテス(27)、ブトラゲーニョ(26)に続く5位につけている。ラウル以外の記録はここ数試合の活躍次第で十分に抜く可能性が高い。

 2005年11月、対スロバキア代表戦でA代表初ゴールを決めたビジャだが、その後19試合でゴールを決めている。ビジャがゴールを入れた19試合の成績は16勝1分2敗とエースの活躍がスペイン代表の勝敗を左右していることになる。

 6試合連続ゴールを記録したイングランド代表戦後ビジャは、「誰も成し遂げることができなかった記録を樹立できてすごく嬉しい。でもいつも言っているようにゴールがチームの勝利につながることが大事。この調子を続けていければと思う。すばらしい選手達に囲まれてゴールを入れるのは簡単とは言わないけど、チャンスをたくさん作ってくれる」と語っている。ビジャのゴールへの姿勢はまだまだ衰えそうにない。

(スペイン通信)