そこで3つの大手転職サイトにエントリーし、リアクションを待った。すると、すぐに面接を受けないかというメールが届いた。そのうち2社は中堅のソフト開発会社。そしてもう1社は、世界的なコンサルティングファームだった。3社とも面接は順調に進んだ。どの会社も仕事内容は今までの延長線上のものだ。前2社から内定をもらう自信はあった。ところが、このコンサルファームからも内定が出るとは思わなかった。しかも提示された年俸は1000万円を軽くオーバーしていた。一瞬、聞き間違えたかと思った。子供が生まれたばかり。収入の倍増はいつにも増してうれしいことだった。

しかし、コンサルファームでの仕事が本当にやりたいものなのか悩んでしまった。大手の優秀なメンバーに囲まれて、組織の中で自分に与えられた役割を果たす。それがしっくりこなかったのである。では小さければいいのかと言えばそうでもない。後の2社も決定的な選択理由が見えなかった。ひと言で言えば、中小規模なのに経営陣に魅力を感じなかったのだ。

そんなとき、専門学校時代の同級生から、ウチの会社に来てくれないかという誘いを受けた。実は、 1年ほど前に、そのITベンチャーであるC社の設立に際して、社長をやらないかと言われていた。そのときは断ったが、もう一度転職先として話を聞いてみようと考えた。既に立ち上がって経営を始めている会社だから、今度は社長をやってほしいという誘いではない。PMとして迎えたいとのことだった。……≫続きはこちら


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