昨年夏頃からネットで噂が流れ、同9月に「女性セブン」が報じたことで発覚した沢尻エリカとマルチクリエイターの高城剛氏のカップル。その後は交際を隠すことなく、たびたびデートや海外旅行をする様子が報じられてきたが、年明けにも結婚する意向であることが明らかになった。2人は今年4月からロンドンで同居生活を始めていたという。

この一報を最初に報じたのは、芸能レポーターの梨本勝氏だった。12月19日に発売された東京スポーツ紙上で、梨本氏のもとに寄せられた話として、「高城剛が来週発表するという話を聞いた」「沢尻の母親が、結婚することをごくごく親しい人に『絶対に内緒よ』と話した」という情報を紹介。この東京スポーツの記事をもとに、ネットの一部では「沢尻エリカは本当に結婚するのか」との話題が持ち上がっていたが、22日付けのスポーツ各紙も相次ぎ「沢尻結婚」を報じている。

沢尻エリカは、昨年9月29日に東京・有楽町の「日劇2」で行われた主演映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶での振る舞い、いわゆる「別に」発言が物議を醸し、それまで「若手女優の一番手」として高評価を受けていた風向きが一変。同10月2日に公式ホームページ上に「諸悪の根源は全て私」「女優として、表に出て表現する人間として、プロとして、あってはならない事で、そして人として、まだまだ未熟だったゆえの事だと思います」と謝罪文を掲載し、同10月4日に放送された「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)の独占インタビューでは涙を流しながら謝罪したが、一度変わった風向きを元に戻すのは難しく、今なお騒動以前の状態には戻っていない。

2008年は英語の勉強などを理由に女優業を休業。以降、伝わってくる動静は高城氏との交際関連の話題がほとんどで、頻繁に渡英する様子が報じられてきた。ただ、この休業期間が、結果としては高城氏との愛を育む大切な時間となったようだ。なお、結婚後も芸能界を引退せず、女優業に復帰する予定だという。

高城氏は1990年代前半に放送されたフジテレビ系の深夜ドラマ「バナナチップスラブ」(松雪泰子の初主演作)の演出でブレイク。全編ニューヨークロケや、斬新な映像スタイルが話題を呼び、高城氏の名前は「先鋭的な映像作家」として知られることになった。また、早い時期からコンピュータでの映像表現の可能性を追究し、90年代はその分野での第一人者として活躍。いくつもの企業の要職や総務省の情報通信審議会専門委員を歴任するなど、多方面に渡って活躍を続けている。