■ミドル級/5分3R
ジェイミー・ヤラ(米国)
Def.3R終了/判定2−1
ジヴァ・サンタナ(ブラジル)

11勝0敗。10の関節技での勝利は、全て1Rに腕十字で記録したもの。キング・オブ・アームバー、アーム・コレクターと呼ばれるサンタナが4月以来となるShoXCのケージに登場。いきなり右ミドルを放つサンタナは、打撃が課題とされるが、組みついてヒザ蹴りをヤラに叩き込んでいくと、サンタナはテイクダウンに成功し、そのままパスへ。

バックへ回り、逆サイドから押さえ込むサンタナに、フルガード、さらにハーフガードに戻したヤラだが、サンタナはキムラ・アームロックを狙いつつ、パスからマウント奪取に成功
する。暴れるヤラのバックをコントロールし、パウンドを落とすサンタナは、スタンドに戻った瞬間、ヒザ蹴りへ。

ヤラはサンタナに組みつき、ケージに押し込むが、ここでサンタナがテイクダウン。トップをキープしたところで、ラウンド終了のホーンが鳴る。ついにサンタナの1R・腕十字記録は途絶えたが、圧倒的優勢に試合を進め、2Rへ。ヤラの左に、右のカウンターを合わせるサンタナは、ヒザ蹴りでバランスを崩すが、ヤラは寝技を嫌がり立ったままブレイクを待つ。

バックを取られたサンタナだが、そのまま前転し、ヒザ十字。ヤラは足を引き抜き、スタンド戦へ。肩で息をしてスタミナ切れが見えるサンタナは、ヤラの左ストレートでダウン。シッティングガードでグラウンド戦を狙うが、ここでもヤラはスタンドでブレイクを待つ。疲れが見えるサンタナは、テイクダウンに成功しても、グラウンドをキープできない。

ケージに追い込まれ、パンチの連打を受けるサンタナ。試合は最終ラウンドへ。ポイント的にはイーブン、しかし、勢いはヤラにある最後の5分。組みついて、離れてはパンチを入れていくヤラに対し、サンタナは必死の形相で左フックを返していく。大振りの左右のフックを放つヤラ、サンタナは片足タックルでテイクダウンを奪うが、すぐにスタンドへ逃がしてしまう。

サンタナは右ローを見せるが、勢いはない。サンタナの右と、ヤラの左が交錯し、サンタナは右ミドルをヒットさせる。試合時間は残り1分、ヤラは左目じりをカットしながら、フックで前進する。サンタナが首相撲からニーをボディに入れたところで試合終了。

疲れが目立ち、自分の目指す戦いはできなかったサンタナだが、3Rの間、攻められ続けたたわけでない。ジャッジ泣かせの難しい試合となったが、結果、スピリットでヤラが勝利。サンタナはキャリア12戦目で初めての黒星を喫した。

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