セリエA開幕戦が各地で行われた8月31日、欧州CL本戦出場同士の注目カードとなったフィオレンティーナ対ユベントス戦は、1−1のドローに終わった。ユベントスは前半39分にMFネドベドのゴールで先制。しかし、試合終了間際に新加入のFWジラルディーノが執念のゴールを決めて、フィオレンティーナがドローに持ち込んだ。

 フィオレンティーナのチェーザレ・プランデッリ監督は「我々が勝利したようなものだ。ビッグクラブ相手に互角に戦えることが証明された。しかし、今後はさらにミスを減らしていかなければならない」と充実した表情で振り返った。

 一方、ユベントスのクラウディオ・ラニエリ監督は「少し消極的になっていた。我々が先制点を奪い、試合を支配していた。追加点を奪い、試合を決定付けるチャンスもあったのだが…。ユベントスのような経験豊富なチームは相手に隙を与えてはならない。我々は大胆さにかけていたが、フィオレンティーナを褒めるべきだろう。我々にとっては苦い限りだが、ジラルディーノは彼らしいゴールを挙げた。いずれにしても、試合内容自体は悪くはなかったので、今夜はゆっくりと眠りにつくよ」と振り返っている。