16日のリーグ杯ル・マン戦で負傷したリヨンのブラジル人DF、クレベール・アンデルソンが、精密検査の結果、右ヒザの十字靭帯を断裂していることがわかった。アンデルソンは来週にも手術を受ける予定で、全治6ヶ月。今シーズン中の復帰は絶望的となった。

 今シーズン、リヨンのセンターバックは受難続き。アンデルソン自身も、クリス(ブラジル代表)、ミュラー(スイス代表)と長期離脱者が相次いだことを受けて補強された“代役”だった。

 クリスは間もなく復帰することが見込まれているが、万全の調子に戻るまでに時間を要するのは確かで、不安が残る。20日付のレキップ紙によると、リヨンは、昨夏にも獲得に動いたアラン・ブームソン(ユベントス)に再度アタックする模様だ。

 ブームソンは9月に左太腿を痛めて2ヶ月離脱しており、今季に入ってユベントスでの出場機会はゼロ。ただし12月の時点で体調は完全に回復しているとされる。フランス代表で22試合の経験をもつ大型DFだけに、関心をもつクラブはリヨンだけに限らない。名前の挙がったクラブは10を超える。しかし一方で、ラニエリ監督が経営陣にブームソンの残留を要求したとも報じられている。