あれほど「トーキョーには間に合わせる」と言い続けてきたミランFWロナウドだが、クラブW杯出場のための最終登録メンバーから外れた。もはや決勝でもピッチの上でロナウドを見ることはできない。

 7月に負傷してから復帰を心待ちにしてきたミラン・サポーターの堪忍袋の緒が切れた。
先日「ガゼッタ・デッロ・スポルト」サイト上で「今のロナウドに必要なことは何か?」というアンケートが行われたのだが、トップ回答は何と「引退すること」。総投票数35000票のうち4割以上が「引退しろ!」と最後通牒をつきつけた。

 さらに残る回答も「ベッカムのようにドル稼ぎのために米国へ行け=24%」、「故郷ブラジルへ帰れ=7.1%」、「もう高望みなどせず、欧州のほかのクラブへ行け=4.3%」と辛らつな結果が出た。「ミランへ残留し見返してやれ」という票は4分の1にも満たなかった。外様は、結果を出すことでしかサポーターの心をつかむことはできない。再びロナウドがミラノを去る日は案外近いかもしれない。