マテラッツィの負傷が大きく響くインテル<br>【photo by B.O.S】

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 水曜日に行われた親善試合ドイツ対ルーマニア戦で、インテル監督マンチーニにとって新たな厄介事が発生した。CBキブが左上腕を負傷し、来週のチャンピオンズ・リーグ開幕戦フェネルバフチェ戦出場が絶望的になったのだ。

 インテルのCBといえばイタリア代表マテラッツィがその筆頭だが、やはり代表戦で負った傷で長期リハビリ中。残るサムエルもまた現在筋肉痛で4日間のストップ。本職CBは、今季開幕前に緊急リザーブ要員としてリバープレートから獲得していた25歳のコロンビア人、ネルソン・リバスただ一人という事態に陥ってしまった。

 4バックの左右にはサネッティとマクスウェルを置くとして、マンチーニはもう一人のCBに非常事態としてビエラを置くしかない。ただでさえ昨季のCLバレンシア戦での大乱闘劇のツケとして、MFブルディッソが6試合、SBマイコンが3試合、そしてCBコルドバが2試合の出場停止処分をくらっている。

 今のところトップ下にはMFフィーゴ、2トップにはイブラヒモビッチとスアゾが有力で、得点について過度の心配は必要ない。しかし、不慣れな守備陣を敵指揮官は見逃すだろうか。緒戦の地イスタンブールでマンチーニを待っているのは、あのジーコだ。