欧州CL準決勝マンチェスター・ユナイテッド対ACミラン戦の盛り上がりが最高潮に達している。サンシーロで迎える第2レグのチケットは既に完売、イタリア現地紙には連日C・ロナウドとカカの徹底比較特集が組まれている。過熱する「C・ロナウド対カカ」報道が続く中、27日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙は今季開幕前にACミランからチェルシーへ移籍したFWシェフチェンコの独占インタビューを掲載した。

同僚として、対戦相手として両選手を熟知するシェフチェンコはインタビューの中で「カカは世界最高の選手だ。バロンドール受賞に相応しく、彼が選ばれると確信している」と断言、かつてのバロンドール受賞者がカカを“後継者”に指名した。シェフチェンコは続けて「今は、(リバプールとの)第2レグのことしか頭にない」と前置きした上で、「ACミランは家族のようなもの。決勝で逢えたら・・・」と決勝の地アテネでの再会に想いを馳せた。

同紙の公式サイト上で展開されている“ファイナル予想”は「ACミラン対チェルシー=40.6%」、「チェルシー対マンチェスター・ユナイテッド=29.6%」、「ACミラン対リバプール=21%」、「マンチェスター・ユナイテッド対リバプール=8.8%」。イングランド勢が3枠を占める今季の欧州CLベスト4。イタリア国民の期待、そしてシェフチェンコの夢に応えるため、将来のバロンドール選手カカがACミランをアテネに導く。

佐藤 貴洋