上原浩治氏

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25日放送、テレビ東京「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」に、先日現役引退を発表した元読売巨人軍の上原浩治氏が出演した。

日米通算21年のプロ生活に終止符を打った上原氏。「正直、もうちょいやりたかったという想いがあるんで、納得はしていない」とコメント。「言ったことに対して後悔も、もちろんあります。まだまだやりたかった」と、現役への未練をうかがわせた。

昨年、日本球界に復帰した上原氏は、開幕から4試合連続無失点を記録。7月には日米通算100勝・100セーブ・100ホールドという、日本人初の快挙も成し遂げた。だが、そのころすでに左ひざは悲鳴を上げており、シーズンオフに上原氏は手術に踏み切る。

上原氏は「ひざの調子が良くなれば、もっと良い成績を収められると思って手術に踏み切った。2月、3月と体の状態も良い感じで、その中でも通用しなかった」とコメント。「結果として残っていなかったので、ある程度の決断を」と、引退を決意したと振り返った。

一方で、現在の巨人における中継ぎや抑えのお勧め投手を問われると、上原氏は「今の一軍のメンバーで十分いい選手はいっぱいいる」とコメント。そのうえで、今季は自身も2軍で過ごしていたとあり、鍬原拓也や山川和大の名前を挙げている。

上原氏は鍬原を「いいまっすぐを持っている」と称賛。山川にも「いい感じで投げている」と賛辞を寄せ、「僕がやめて支配下が空いたから、そこに入ってもらいたい」とエールを送った。

一方で、澤村拓一について聞かれると、上原氏は「あいつはちょっとナメてるんでね」と笑顔。「だからこそ期待してます」とつけ加えている。

番組の最後には、共演した中畑清氏に「このポジションが僕になっていると思うんで。今までありがとうございました」と“宣言”するなど、解説者デビューに向けて布石(?)。中畑氏も「この後よろしくお願いします」と返し、2人でスタジオの笑いを誘った。