9年ぶりにミランに復帰したマルディーニには、数多くの「お帰り」の声が。(C)Getty Images

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 ミランは8月5日、OBのパオロ・マルディーニがクラブに復帰することを発表した。

 2009年に現役を引退するまでミラン一筋だったレジェンドのマルディーニだが、ユニホームを脱いでからはアドリアーノ・ガッリアーニ元CEOとの確執などもあり、クラブから遠ざかっていた。

 中国資本になってから入閣を打診されたマルディーニだが、実権を持てないかたちでの幹部就任を拒否。だが今回、アメリカのヘッジファンド『Elliott』が経営権を握り、GD(ゼネラルディレクター)となった盟友レオナルドに誘われ、スポーツ部門の「開発戦略ディレクター」という役職でついに復帰を遂げた。

 長年に渡ってキャプテンマークを巻き、ミランの顔だったマルディーニだけに、その復帰を喜ぶ声は多い。かつてともに戦った仲間たちも同様だ。

 マルディーニの前にミランでキャプテンを務めたフランコ・バレージは、現役時代のツーショット写真をツイッターに投稿。「素晴らしい知らせだ。おかえり、パオロ」と歓迎した。
 
 一方、マルディーニの引退後に腕章を託されたマッシモ・アンブロジーニも、インスタグラムで「新しい挑戦に向けてエールを送りたい。あなたはそれにふさわしい」とコメント。「キャプテン」「赤と黒」などのハッシュタグとともに、先輩の古巣復帰を喜んだ。

 また、2003年のチャンピオンズ・リーグ優勝などに貢献したアンドリー・シェフチェンコは、インスタグラムで「歴史は続く。おかえり、我が友人よ」と投稿。「ForzaMilan(頑張れミラン)」などのハッシュタグをつけて、戦友の現場復帰を祝福している。

 選手として数々のトロフィーを掲げてきたマルディーニは、愛するミランを再びかつてのような黄金期に導くことができるだろうか。