バルセロナMFプイグ【写真:AP】

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ICCトットナム戦でA・ゴメスに代わって出場したプイグが見せ場を作る

 バルセロナにとって新シーズンの大きな課題は、ヴィッセル神戸に移籍した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが抜けた中盤を誰が仕切るかだろう。

 現地時間28日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)トットナム戦(2-2)ではイニエスタが着用していた背番号8を、下部組織出身の18歳が着けてプレーしたことをスペイン紙「マルカ」などが注目している。

 トットナム戦で、イニエスタの定位置だったインサイドハーフのスタメンに起用されたのはポルトガル代表MFアンドレ・ゴメス。しかし、ゴメスが負傷したことによって前半から出場チャンスが巡ってきたのはMFリカール・プイグだ。

イニエスタがクラブを去って初めてバルサの背番号8をつける選手になった。18歳のプレーヤーは今や日本へと旅立ったプレーメーカーとは似つかない。しかし、彼は自信を持って(トットナム所属の)クリスティアン・エリクセン似の顔から自信を感じさせ、試合ではできる限りのことをした」

 同紙も“ポスト・イニエスタ”第1号として背番号8に恥じないプレーぶりを見せたとしている。試合後には本人もこのように語っている。


「僕はどのようにプレーすればいいか知っている」

「エルネスト(・バルベルデ監督)が人生をバルサで過ごしている選手に対して出場機会を与えてくれることに誇りを持っています。僕はトップチームでどのようにプレーすればいいか知っているから、そのようにした」

 小柄な体型ながら的確なテクニックと状況判断を有するのは、前任者イニエスタから引き継がれるバルサ中盤の伝統とも言える。バルサはこの試合で新加入のブラジル人MFアルトゥールがゴールを決めて結果を残したが、下部組織出身のプイグにもイニエスタの後継者候補として今後期待が集まりそうだ。


(Football ZONE web編集部)