「スタンリー@金曜ロードSHOW! 公式」の投稿より(一部加工)

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日本テレビ系で毎週金曜21時から放送されている「金曜ロードSHOW!」のマスコットキャラクターの「スタンリー」が卒業する。

今後は「金曜ロードSHOW!」を退き、関東ローカルの「映画天国」のキャラクターとして活躍する。

ツイッターでは惜しむ声も

スタンリーは黒のシルエットと長い耳が特徴的なウサギで、番組には2009年から登場している。ツイッターでは番組の広告塔として、次週予告や放送中の作品の解説を行うなどして盛り上げた。また、月曜深夜に関東ローカル(日本テレビ)で放送されている映画番組「映画天国」のオープニングとエンディング、ツイッターアカウントにも登場している。

LINEスタンプのほか、ぬいぐるみやパスケースなどのグッズも発売されている。

そんなスタンリーの降板が発表されたのが、2018年7月13日放送の米映画「ジュラシック・ワールド」内でのこと。番組が始まって約80分が経過したところで、次週予告のテロップが画面下に流れてきた。そのテロップの末尾に、20日放送予定の「時をかける少女」のタイトルの横にスタンリーが現れ、吹き出しが表示されていた。

「僕は今日で卒業です... 来週から新しい仲間をよろしくお願いしますぅー ありがとうございました!」

このテロップが流れた直後、ツイッターでは、驚きの声があがった。

「今さらっと重要なこと流れた気がしたけどスタンリー君?」
「えええ、スタンリー卒業なの!?」
「突然の!!!スタンリー大好きだよぉぉ寂しいよぉぉ!」

その直後、番組のツイッターアカウント「スタンリー@金曜ロードSHOW!公式」が更新され、より詳細に伝えた。

「実は、僕は放送については今日で卒業なんです......」
「来週からは細田守監督が制作した新作オープニングアニメーションの仲間たちが参加しますので、引き続き金曜ロードSHOW!をよろしくお願いしますぅー」
「でも、Twitter上では、20日までは僕が頑張りますー!!」

と、番組ツイッター卒業も同時に発表された。

このツイートは大きな反響を呼び、19日夕現在までに「リツイート」を約5700件、「いいね」は約1万3000件を記録している。

リプライ(返信)欄には、「えっ嘘でしょ...悲しい」といった反応の他、97年からスタンリーの登場まで使われた、スタジオジブリ手掛ける(宮崎駿さん製作、近藤喜文さん作画)の映写機を回す老紳士を持ち出して、

「映写機の叔父さんと一緒にゆっくり休んで下さい」
「スタンリーは映写機おじさんと同じ所に行ってしまうんだな、お疲れ様だ」

と労いの言葉をかけるユーザーもいた。

その後、番組のエンディングでも次週予告に触れられたものの、卒業にはノータッチでスタンリー最後の放送が終わった。

視聴者の悲しみに反応か?

9年間にわたって番組を盛り上げたキャラクターの最後にしてはあっさりとした最後であった。しかし、19日に新たなアナウンスがツイッターであった。

「いよいよ明日までです。卒業後は月曜深夜の映画天国(関東ローカル番組)で会いましょう」

13日の投稿では触れられていなかった「映画天国」での起用継続が発表された。映画天国のツイッターアカウント「スタンリー@映画天国公式」では今のところ番組告知と紹介に留まっているが、今後新たに金曜ロードSHOW!同様の解説などされるかもしれない。

これを受けてファンからは、「金ローで会えないのは寂しいけど、映画天国続行で良かった」といった反応が寄せられた。

報道によると、20日から始まる新しいオープニングは、細田守監督が映像を手掛け、女優の上白石萌歌さんが登場する女性の声を担当する。また、映像に使われる女性と子犬のようなキャラクターは番組ツイッターアカウントで公開されている。